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zoom RSS 司法は誰の味方?(4)国民編

<<   作成日時 : 2005/06/04 11:03   >>

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 前回まで裁判官の選出時の内閣の影響力、一部の国会議員だけで弾劾裁判が行われている実態、司法は責任を取らない、国民審査は機能していないなど司法が権力者の味方であると言う事を述べましたが、今回は、そんな司法を法と国民の味方にするにはどうすればよいかについて述べます。
 まず、現在の実質的任命権者である内閣は国民によって選ばれているわけではありません。なぜなら首相が間接的に選ばれ、さらにその首相によって大臣が選ばれるので、国民に選ばれた国会議員であっても国会内で少数勢力だったり与党と対立していたりすると内閣に参加させてもらえないからです。その内閣に選ばれた最高裁が国民から乖離しているのも無理のないことです。
 では、どうやって裁判官を選びましょうか?黒星君は国会議員と同じく総選挙を行うしか国民の意思を表す方法はないと考えます。具体的には国会議員の選挙を準用し、現行10年に一度の国民審査を廃止して2年ごとに半数を入れ替える方式です。また、下級審は全国区よりもその管轄区の住民にとって重要ですから地方選挙がよいでしょう。
 さて、選挙の場合の問題点疑問点を考えてみましょう。
・○○党推薦で立候補することによりますます特定政党との結びつきを強くしてしまう?
・企業、団体などから資金援助を受けたら不当判決の元にならないか?
・人権派、人情派など受けがいいだけで法を尊重しない人物が当選したりしない?
・現行憲法下では無理?
といったところでしょうか。
 まず、政党の推薦や資金援助ですが一切禁止です。応援演説、スタッフの派遣、現役の公務員が当選させるためあるいは当選させないためのコメントや運動も禁止します。その代わり、国または地方が各候補の経歴や主な判例、主張を選挙公報、インターネットに掲載するとともに国民に周知し十分な検討をしてもらうために告示から投票まで一ヶ月の期間を設けます。(通常の選挙や国民審査は告示から10日程度で投票です)ボランティアや街頭演説などは規制すべきではありませんが、資金の流れについては厳正なチェックが必要です。ボランティアのはずが会社から出張扱いとか報酬が出ていたとかの不正を防がなくてはいけません。
 次に、取り入るのが上手いだけの人材の排除ですが、これは根本的に選ぶ側の問題でもあります。「従来の判例にとらわれず」というのは改革してくれそうな雰囲気がありますが、逆に言えば法律より自己の感情や判断が優れていると思っているということなのでよく考えなくてはいけません。それが選ぶ側の責任です。
「法律なんてどうでもいいからおれたちに有利な裁判してくれる人のがいい」という選択をを大多数の国民がするのならばどういう判決を出されても仕方がありませんね。たとえば幼児虐待や監禁致傷などでは法的には死刑にすることは難しいんですが、感情で判決を出す裁判官だと「法にとらわれず」死刑判決を出すかもしれないということです。刑罰法定主義を無視されると法が崩壊します。
 最後に、憲法の問題ですが最高裁が下級審を指名するための「指名委員会」という諮問機関があります。それを応用して選挙結果に基づいた最高裁の任命、下級審の指名及び任命を行うようにすれば憲法にまで踏み込まなくても可能です。つまり内閣の実質的任命権を儀礼的任命権にしてしまうのです。最高裁長官を誰にするかは色々やり方はあるでしょうけど、選挙時に入れ替えのない半数の中で互選でいいと思います。
 実は最大の問題は選挙関連の法律作るのに国会を通さないといけないことなのですが、司法制度改革は国でも検討されていますので世論が高まれば決してありえない話ではありません。
 ところで、選挙のもうひとつの利点として、裁判官としてふさわしくないと思える人物は4年後の選挙で落選させることができる権利が国民にあるということです。4年間でどんな判例を出したのかの責任を明確に問われるだけでも、10年に一度の国民審査や、一部議員による弾劾裁判よりも裁判官にとって国民よりの判例を出すための圧力になりますし、弾劾されなくても4年で終わりかもしれないと思えば、権力の横暴に対して違憲判決を出したりすることをためらわないですむようになります。
 このように、司法を選ぶ権利がないのに判決に従う義務だけがありましたが、選挙によって選ぶ権利の行使と結果を受け入れる義務がつりあいます。その分国民の司法に対する責任は重くなるわけですが、主権在民、民主主義とはそういうものです。責任放棄して選挙に行かないとか誰かがやってくれるからと無関心無責任では主権者として失格なのです。黒星君は裁判官総選挙制度の導入と同様に現行の総選挙の投票率が100%に近づくことを望んでいます。
 司法は誰の味方?シリーズは今回で終了です。お付き合いありがとうございました。

 本当に司法は良心と法に従っていますか?
 答えは「今は違いますけど20年後にはそうなっていると思います」

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